06-07







「オレには目的があるんだ。
 行かなきゃいけないところがある。
 そのために今ここでこうして生きてるって言っても過言じゃない。
 
 オレはそのために生まれてきているんだと思う」






「だから、その『目的』のためにオレは塔矢と一緒にいるんだ。
 塔矢なら、オレの行きたいところへつれていってくれるかもしれないんだ」






「でも、そこに行けたら、オレは塔矢と離れなくちゃいけない。
 一緒にいることはできない」






「離れなくちゃいけないんだ。絶対に」








「だから、オレは塔矢の想いを受け入れることは出来ない。
 オレの想いを伝えることも出来ない」










「オレは──
 オレは、塔矢と一緒にいるよ。

 でも離れるよ。そう遠くない未来に。

 その時のために。
 オレの果たすべく『目的』のためにも、塔矢にオレは触れちゃいけない。

 塔矢がオレと一緒にいるために、オレの身体を欲しいといったらあげるよ。いくらでもあげる。
 オレの身体も、時間も、命も。何もかもあげる。


 でも、心はあげられない。絶対に。
 
 受け取ることも出来ない。絶対に」











「来るべき日のために。オレと塔矢が離れてしまう日のために。塔矢が壊れないために」


































「オレは、塔矢が好きだから」




































「だから、触れない」